人生のマサカ乳がんステージゼロ

非浸潤性乳がんになったアラフィフ主婦のブログです。

入院一日延期

私は物事を先送りさせてしまう方で、ギリギリになってから始める事が多い。 余裕を持ってやればいいのに、なんとなくのんびりしてしまう。 明日の入院グッズにせっせと名前をつけていたら電話が鳴った。 病院の入院担当の人からだった。 「病院がすごく混んでいて、申し訳ないのですが入院日を一日遅らせて下さい。 手術日に変更はありません」 用意がドタバタだったので、少しホッとして娘は喜んだ。 検査があるので入院…

入院日決定とオリンピック

実は、陸上のオリンピックチケットが当選していた。 当時はとても喜んで、これからの運を使い果たしちゃったんじゃないかってぐらい嬉しかった。 今日、病院から入院日の連絡があった。 「入院日は8月4日、手術は6日の予定です」 そう言われて、何か聞き覚えのある日にちだな、と思った。 それは、行くはずだったオリンピックの陸上競技の予選の日だった。 一年前に予定通りオリンピックが開催されていれば元気に観戦行…

ブログを書こうと思ったきっかけ

「でも、人間ドックやっといてホント良かったよ」 ある時、夫が言った。   確かにそう思う。 私の場合は診断に時間がかかったが、人間ドックに行っていなかったら、がんになんて絶対気づかなかった。 しこりがない乳がんがあるって事を知らなかったし、自分ががんになるなんて思いもしなかった。 痛くなってから病院に通い出していたら、多分ステージも上がっていただろう。 (今回も上がるかもしれないが…) 専業主婦…

手術にむけて

2021年 7月 5日   手術についての説明 この日の予定 ①14:00  乳腺外科(乳腺外共通) ②15:00  入院センター(入院準備外来) ③16:00  レディースセンター(女性看護外来) と書かれていた。  この日も夫が付き添ってくれた。 30分ほど待って呼出音が鳴った。 医師から、手術についての詳細を説明された。 ○全身麻酔について ○乳房の切り方について ○切除した病変の検査によ…

全摘を決める

ようやく治療に向かって動き出したので、夫も「取れば治るんだから、良かったよ」 と言い、前向きに考えることにした。 2021年 6月 30日   意思確認 この日も夫が付き添いをしてくれた。 9:00の予約だったが、一時間ほど待たされて呼出音が鳴った。 「どちらにするか決まりましたか?」 と医師に聞かれ、 「全摘にします」 と答えた。 医師は、 「全摘というのは、再建できなくなるというわけではあり…

ついに診断確定

「この女性看護外来って、検査入院の説明の日にも書いてあった。 診察の後に入ってるって事は何かあるからだよ。 異常なしだったらそんなのあるはずない」 と、夫に言ったら「そうなの?」と軽く動揺した。 「良性でした」という、淡い期待は消えていた。 突然の告知でショックを受けないように、軽く予告してるんじゃないか、とさえ思った。 ため息をついて二人で言葉少なげに順番待ちをした。 一時間近く過ぎて夫が船を…

2回目のマンモトーム生検、そして診断確定へ

また振り出しに戻っただけとなった。 この二ヶ月はなんだったのか…モヤモヤが止まらなかった。 でも、医師が悪い訳でもない。 検査入院しなくて済んだだけでも不幸中の幸いか、と思うしかなかった。 でも、電話がいつかかってくるかわからないというプレッシャーがなくなったので以前よりは気が楽だった。 2021年 6月 16日   マンモトーム生検(2回目) この日は一人で行った。 30分ほど待った頃、名前を…

マンモトーム再検査へ

2021年 5月 13日   医師からの電話 てっきり検査入院の連絡だと思っていたら、違った。 電話の内容は、 マンモトームの定期メンテナンスを行ったところ、針がターゲットに刺さっていなかった事が判明した。 検査がきちんとできていなかったのは、私を含め2名だけだった。 今回のお詫びと今後の検査についてお話したいので、都合の良い日時を教えてほしい、 とのことだった。 夫に伝えたところ、「ムダに入院…

連絡待ちの日々

今思うと、この時期が一番精神的にしんどかった。 診断がつかないまま、治療するためにする入院でもない、ただの検査入院の連絡を待つだけの日々。 いつ携帯が鳴るのかとドキドキしながら毎日時間だけが過ぎてゆく。 早く連絡がきてほしいような、きてほしくないような、何とも言えない気持ち。 スーパーポジティブ十か条は私の頭の中から消えていた。 この頃になると、乳房を全摘した人のブログを調べるようになっていた。…

検査入院の説明

診断が出てスッキリしてからGWが迎えられるかと思っていたのに、  モヤモヤしたままの気分が続くことになった。 入院の間は義母に来てもらえることになった。 「それは徹底的に調べたほうがいいわよ。家の事は任せて」 と快諾してくれた。 2021年 5月 7日   入院についての説明 この日は一人で行った。 いつも、がんセンターの自動受付機に診察カードを入れると、その日の予定一覧が印刷されて出てくる。 …

外科的生検へ

「マンモトームで診断がつきませんでした。 外科的生検をやることになります。 皮膚を直接切り取って調べるので、傷が残ります。 全身麻酔になるため4日ほど入院になります」 え? ガンて決まってもないのに入院までするの? 全身麻酔なんて、したこともない。 愕然とした。 「あなたの場合、グレーなんです。 白か黒かを言うのはある意味簡単なんですが、グレーの場合の判断が非常に難しい。 他の病院で診断がつかな…

マンモトーム生検、結果を聞きに行く

PTA活動を通して仲良くなったママ友に、がんセンターに行っていることを伝えた。 彼女には子供が3人いて情報通だった。 「検査でがんセンター行けるなんて、運が良い方なんだよ、行きたくても行けない人いっぱいいるんだから」 「保育園でも乳がんになったお母さんいて、再建して元より美乳になったって、喜んでる人もいるよ」 と、明るく励ましてくれた。 2021年 4月 14日  マンモトーム生検 この日の検査…

スーパーポジティブ十か条

この辺りから、色々な人の闘病ブログを検索しまくるようになった。 世の中には、ガンやそれ以外の様々な病気と戦いながら頑張っている人はいくらでもいる。 その人に比べたら自分の悩みなんてちっぽけなものだ、と思わなければいられなかった。 いつものようにアメーバブログを見ていたら、料理研究家の高木ゑみさんのブログがランキング1位になっているのが目に入った。 高木ゑみさんの本「考えない台所」を数年前にブック…

マンモトーム確定

「春休みもこっち来ないの?」 母からLINEが入った。 通院している事を隠したまま平静を装って会うのは正直しんどかったので、診断が確定するまでは会わないでおこうかと思っていたが、コロナ禍でお正月も顔を出していなかったので、さすがに言ったほうがいいかと思い、打ち明けた。 再検査にひっかかってもムダに心配する事はありません、的な記事を一緒に貼り付けた。 最初はショックを受けたようだったが、それを読ん…

親友に打ち明ける

がんセンターに通院している事は同居の家族(夫と娘)しか知らなかった。 「元気にしてる?実はね…」 通院が決まった翌日、古くからの友人に打ち明けた。 彼女は母を乳がんで亡くしていた。 「まだ、決まったわけじゃないんだから、前向きに考えて免疫力を上げよう!」 と言い、検査に付き添ってくれる事になった。 2021年 3月 25日    超音波検査、MRI検査 超音波は、T病院で異常なしと言われていたの…

がんセンター初診

がんセンターに電話するのは気が重かったが、ここでやめたら人間ドックに行き始めた意味がなくなるので、思い切って予約を入れた。 2021年 3月 10日   がんセンター初診 初診は30分前ぐらいに来てくださいと言われていたので早めに到着。 入ってみて驚いた。 巷の総合病院よりも混んでいる。 世の中、ガンや私を含めガンの疑いのある人がこんなにいるんだな…と実感した。 待合室のベンチには帽子を被った人…

がんセンターを紹介される

2021年 3月 1日   超音波検査 この日は検査のみ 医療費 1,270円 2021年 3月 8日   結果を聞きに行く 夫が仕事が忙しくないので休みを取って車で送ってくれるという。 雨だったので助かった。 夫も結果が気になるのだろう。 ちょっとドキドキしたけど、多分異常なしかな〜とその時は思っていた。 一人で結果を聞くことにした。 医師から出た言葉は「良性か悪性の判断がつかないので、マンモ…

乳腺外科を受診する

要精密検査になったときは、乳腺外科のある病院にかかるようにと書いてあったので、家から一番近くのT病院を予約した。 2021年 2月 15日   初診 コロナ禍になってから大きい病院に行ったのは初めてだったので、自動検温器と消毒の為に入口に長い行列ができているのに驚いた。 面倒な時代になっちゃったな〜と思った。 問診をして「去年の人間ドックに何か書いてありましたか?」と聞かれ、そういわれてみたら、…

カテゴリー3を検索しまくる

石灰化のカテゴリー3をネットで検索した。 ほぼ良性だがガンの可能性も否定できず(5〜10%)とあった。 自分はきっと良性だろうと謎の自信があった。 なぜなら、しこりはなかったし、(乳がんと言えばしこりで発見!という先入観があった)ガン家系でもない。 実は30代の頃にも一度再検査になった事があった。 まだ若かったので、再検査ってなっただけで「もう乳がんかもしれない、どうしよう」とパニックになった。…

マサカの始まり 人間ドックで要精密検査

2021年1月半ば 人間ドックを受診した。 私は専業主婦なので、出産で退職して以来10年以上やっていなかった。 夫から、夫婦で来ている人もいっぱいいるから一緒に行こうと言われていたけど、面倒だし、そのうちにね〜と先延ばしにしていた。 アラフィフになり、さすがに自分の体の検査をした方がいいかもしれない、と思いだし、一年前から受診することにした。 2月を過ぎて、結果が届いた。 そこに、「マンモ 左乳…