検査入院の説明
診断が出てスッキリしてからGWが迎えられるかと思っていたのに、
モヤモヤしたままの気分が続くことになった。
入院の間は義母に来てもらえることになった。
「それは徹底的に調べたほうがいいわよ。家の事は任せて」
と快諾してくれた。
2021年 5月 7日 入院についての説明
この日は一人で行った。
いつも、がんセンターの自動受付機に診察カードを入れると、その日の予定一覧が印刷されて出てくる。
それをファイルに入れて持ち歩く事になっている。
その日の予定は
①13:30 乳腺外科(乳腺外共通)
②15:00 入院センター(入院準備外来)
③16:00 レディースセンター(女性看護外来)
と書かれていた。
この日が一番待たされた。
初診の日の2時間を過ぎても呼ばれない。
16時になった頃、やっと呼出音が鳴った。
2時間半待ちだ。
とても疲れていた。
待合室のベンチはガラガラになっていた。
医師と、この日は外してほしい、と入院日の打合せをした。
予定のある日を考慮してくれるのは有難かったが、もしガンだったら検査にこんなに時間をかけて、病状が進んじゃうんじゃないか…
と不安になった。
入院は18日以降ということになった。
入院できる日が決まったら一週間前ぐらいに電話が来るそうだ。
看護師に「高額医療費の申請はしておいた方がいいですか?」
と聞いてみた。
「そうだね。全身麻酔になるから入院費は10万ぐらいにはなるかもしれないから」
と言った。
入院センターで、入院についての説明を受けた。
「病室はどうされますか?
個室だとこの金額、大部屋は四人部屋で窓際は一日3,300円です。
空きがない場合は通路側になります」
個室だと、一番安くて一日11,000円プラス。
さすがに高すぎるな…と思い少しだけ贅沢させてもらって窓際を希望した。
その後、看護外来として個別で看護師と面談があった。
軽い認知機能の検査、現在の体調について、鬱状態はないか、
入院の間は誰か来てもらえるかなどを質問された。
「ここまでで、何か気になることとかありますか?」
柔らかい話し方の看護師にそう言われて、不意に涙が溢れてきた。
病院で泣いたのは初めてだった。
一人で待ちくたびれたせいもあるかもしれない。
ただ時間だけが過ぎてゆく、漠然とした不安からかもしれない。
「…いきなり入院することになったのでびっくりしちゃって…」
やっと伝えた。
「そうだよね、そうだよね」
と、ティッシュを差し出してくれた。
ひと泣きしたら、落ち着いた。
夫に、会社の保険組合に高額医療費の申請をお願いしてほしい、とLINEした。
この日の医療費 240円