がんは人生を二度生きられる
ブックオフでタイトルに惹かれて(価格も)購入した本。
- がんは人生を二度生きられる
- 青春出版社
- 本
〇なぜ?もしも・・・の考えても仕方のないことはやめよう
〇医者の言う余命宣告は当てにならない
〇がんが消えることもある
〇抗がん剤はやるかやらないかよりもやめどきが大事
〇ストレスはがんに良くない
など、読んでみてがんによる不安が軽くなる内容。
この本の中で印象に残った一節。
がんになっても、ならなくても、いずれは死が待っています。
それは、がんの人も、がんでない人も同じです。
がんにならなくても、交通事故に遭うこともありますし、心筋梗塞や脳卒中など、がん以外の病気になることもあります。
今、生きていることが奇跡で、生と死は、誰にとっても紙一重に存在しています。
だから私たちは、与えられた寿命を生きられるだけ生きるしかありません。
「がんになったら終わり」では決してありません。
むしろ、人生の第一幕の終わりであり、「新たな人生の幕開け」と受け止めて上手に闘ったり、共存している人もたくさんおられます。
乳がんが確定したとき、母に言われた言葉。
「年女だからじゃないの?」
それを言うなら厄年?
厄年がみんな病気になるわけじゃない。
二人に一人ががんになると言われている時代。
なってしまったものは仕方ない。
48年目にして、人生観が大きく変わった。
両親のように大きな病気もせず、歳を取るのが当たり前の未来だと思っていたが、違った。
健康は当たり前じゃなかった。
乳がんになったからこそ、ブログを書こうと思えたし、元気な時は年賀状だけの付き合いになっていた友人とも連絡を取り合えるようになった。
コロナ禍での入院で、医療従事者の苦労を目の当たりにすることもできた。
がんにならなかったら、この本を手に取ることもなかっただろう。
夫に腹の立つことを言われたとき、今までだったら何日もモヤモヤしてストレスを溜めていたが、先日はすぐにその場で思ったことを伝えた。
「言っていいことと悪いことがあるんだよ、何でわかんないの?」って。
本人は自分の言うことが絶対的正解で、相手が傷つく言葉だということに気づいていないので始末が悪い。
翌日、娘にその時のやり取りを伝えて「どう思う?」と聞いたら、
「それはパパが悪い」と。
だよね、あぁ、スッキリ。
ストレスはがんの元。
人生、いつどうなるかわからない。
言いたいことは言えるときに言っておかないと。
第二の人生、悪くない。
※ 夫は時々このブログをチェックしている