親友に打ち明ける
がんセンターに通院している事は同居の家族(夫と娘)しか知らなかった。
「元気にしてる?実はね…」
通院が決まった翌日、古くからの友人に打ち明けた。
彼女は母を乳がんで亡くしていた。
「まだ、決まったわけじゃないんだから、前向きに考えて免疫力を上げよう!」
と言い、検査に付き添ってくれる事になった。
2021年 3月 25日 超音波検査、MRI検査
超音波は、T病院で異常なしと言われていたので緊張しなかった。
MRIは、ネットで調べたら工事中みたいなすごい音がする、と書かれていたけど、耳栓をもらえたのでさほど気にならず。
注射針から造影剤が入っていくのが、スーッとした感じがした。痛みは全然なかった。
20分ぐらいうつ伏せなので、居眠りしそうになった。
検査待ちの時間、友人とのおしゃべりで「私たちの年にもなったらさ、ガンだったとしたら、おっぱい取っちゃってもよくない?」って話になった。
彼女のお母さんはしこりが見つかってから病院に行き、温存にこだわって亡くなっていた。
「そうだよね〜、これから授乳とかあるわけじゃないもんね。むしろ、体重軽くなっていいかも」
なんて、冗談を言って笑っていたけど。
まさか本当に取ることになるなんて、その時は思ってもみなかった。
この日の医療費 10,720円