マンモトーム確定
「春休みもこっち来ないの?」
母からLINEが入った。
通院している事を隠したまま平静を装って会うのは正直しんどかったので、診断が確定するまでは会わないでおこうかと思っていたが、コロナ禍でお正月も顔を出していなかったので、さすがに言ったほうがいいかと思い、打ち明けた。
再検査にひっかかってもムダに心配する事はありません、的な記事を一緒に貼り付けた。
最初はショックを受けたようだったが、それを読んで安心したらしく、
「それならお医者さんに任せるしかないね」と言った。
2021年3月31日 マンモグラフィ、医師からの説明
その日も友人が車を出してくれて、初めて午前中の予約だったので9時半ぐらいに着いたのだが、駐車場の混み具合にビックリした。
県外ナンバーもいっぱいいて、駐車場の誘導の人までいた。
「先生の話、一緒に聞いてもいい?」
友人が言った。
「家族みたいなもんじゃん。ダンナより付き合い長いんだから」
確かに。
彼女とは小学生の頃からの付き合いだ。
じゃあ、関係性聞かれたら従姉妹って事にするか、って話にした。
呼出音が鳴って二人で一緒に診察室に入ったが、温厚な医師からのつっこみは何もなかった。
医師からの説明は、MRIの画像を見たところによると、石灰化のあった部分の血流が活発に写っていてとても気になるので、やはりマンモトームやりましょう、って事だった。
やっぱり…とガッカリしたが、その予定でこの病院を紹介されたので、仕方ないと思った。
「実はT病院で、今まで見た中であまり良くない画像だと言われて…」と言ったら、
「ああ、あの〇〇先生は、以前はこの病院にいたからね」と言った。
ますます不安になった。
この日の医療費 1,910円