人生のマサカ乳がんステージゼロ

非浸潤性乳がんになったアラフィフ主婦のブログです。

ママ友とは



あるママ友がいた。



娘が小さかった頃からの付き合い。 





話も合って、私は彼女が好きだった。 





子どもたちが成長してからも、ずーっと付き合えるものと思っていた。





他のママ友は仕事をしている人が多かったので、「うちで集まっていいよ」と言って、うちで集まることが多かった。





一人っ子の娘のため、と思って私も少しムリして頑張った。





ある集まりのとき、彼女は仕事が休みだったので一番乗りでやってきた。





ワリカンの会費をすぐにくれるかな、と思ったけど何も言わなかったので、私も何となく言い出せなかった。





他のママ友がやってきて、続々と「会費いくらー?」と払ってくれて、そのママ友も財布をチラつかせたので、やっと払ってくれるのかと思ったら。


チラつかせただけで、終わった。





このとき、自分の友達だったら

「まだお金もらってなかったよねー?」

って言えただろう。




でもママ友は、友達とは違う。



ママ友は子供の年が近いだけ、の関係。

(だと私は思っている)




人によっては、良いママ友もいるけどね。





セコい女、と思われたくなかったのもあるのかも。



私はもう、完全に言うタイミングを失った。




二千円にも満たない額だったので余計に言いにくかった。


五千円とかだったら、さすがに私も言っていただろう。





他のママ友は酒飲みなので、気持ち良さそうに酔っ払っていたが、私は酒飲みではないし洗い物もあるし、そのことが気になって全然楽しめなかった。





私の中で、

「あー、もうこの後はないな」

と思ってしまった。




金の切れ目が縁の切れ目ってやつなのか。




これっぽっちのことで長年の付き合いをなくすのは…と思ったけど、次に無かったこととして笑うのは、もう私にはムリだと思った。




また同じことがあったら…とモヤるのもイヤだったし。

 



夫に後で相談したら、

「勉強料だと思えばいいよ」と言った。



私は専業主婦だから、元々は夫のお金だからね。


夫がそう言うならそれでいい、と思った。





その後、後ろめたかったのか、そのママ友はお裾分けや何やら色々くれた。

チャラにしようと思ってるのか、不明だったが、私の中では、もう終わってしまった。





それから、父の具合が悪くなったりして、ママ友の集まりに疎遠になって、付き合いがなくなっていった。


私だけが断ってただけだけど。




たまに駐車場で会ったりしたら、子供の塾の話とか、当たり障りない立ち話はした。








その後、何年かして家の近くの店の前でバッタリ彼女と会った。

 



家の近くなのに自転車に乗っていた彼女に、

あれ?と、思ったら、彼女から一言。


「実は引っ越したんだ」と。




あんなにお互いの家を行き来する付き合いが何年もあったのに、引っ越すことをメールでも一言も無かったことにビックリした。




あー、彼女の中で私はその程度の存在だったんだ、と思った。

 



と、同時に、

「もうマンションの中で顔を合わすこともないんだ」

と思ったら、正直ホッとしてる自分もいた。





このブログを彼女が読んでいたら…と思うと書けなかったけど、もう、いっかー。




5年も前の事なので、自分の中で時効として書いた。



あー、スッキリ。